サブカル以外

調源作個展「茶の衣 流浪の露を極点にみる」(2023/12/6~23開催)

会場のWALD ART STUDIOは博多区の千代にある。今回の作品はその隣町である吉塚の地名の由来となった出来事ーー筑後国の武将星野吉実が現在の福岡県糟屋郡にあたる高鳥居城で討死し、その首が埋葬された場所が吉実塚と呼ばれ、その周辺の地域が「吉塚」と呼ば…

果物さん時代

生成AIだけが情報技術の最先端ということはないと思うが、なんとなく生成AIこそが未来の技術という感じがするのは、それが手塚治虫的(藤子不二雄的といってもいいし、『マトリックス』的といってもいい)な未来のビジョンに沿ったものだからだろう。 こうな…

イエスの贖い

イエスは私たちの罪を贖うために十字架にかかったとされる。また、イエスは「いま」「ここ」にいるとも言われる。ということは、イエスは2000年の時を超えて人間全員のそばにいて、その罪を贖っているということになる。 この点だけを取り上げると、イエスの…

三木道三「キミにミキ」

ラッパーが既にある曲の歌詞の一節を自身のラップに織り込む技法のことをサンプリングと呼ぶのを目にすることがある。流行りの用法なのかヒップホップの世界で長年使われてきた用法なのか分からないが、違和感のある用法だと思う。この場面なら引用という言…

日記

電車やバスの中で担ぐなら、ギターよりも断然サーフボードがカッコイイ。サーフボードはそれらの乗り物が想定するサイズを超える感じがあるからだ。または薙刀もいい。天井までの近さと形状の細さを考えると、こちらの方がよりカッコイイかもしれない。 同じ…

学園祭学園「wants」

〔曲構成〕前奏→Aパート→間奏→Aパート→Bパート→Aパート→間奏→Aパート→Bパート→Aパート→後奏 〔コード進行〕■前奏G D Em C G D Em C G D Em C Am7 Cm ■Aパート(前奏と同じ進行)※2回目のBパートの直前のシークエンスのみ以下のとおりG D Em C G D Em…

日記

最近、4分の2~4拍子以外の音楽を許せない時がある。少しイライラしているかもしれない。 生活を送る上で、色んな時がある。僕はかなり情緒不安定で、何もかもおしまいだと感じながら目を覚ましたかと思ったら、昼前には全て上手くいくような気持ちになっ…

日記

つらい悩みを無理やり忘れようとするときに、脳内の視界からその悩みを消し去るようなイメージを思い描くことがある。それは「読みかけの本を閉じるように」とか、「デスクトップ画面上のファイルをフォルダにしまうように」とかいう風にたとえられるだろう…

日記

いけ好かないミュージシャンの曲だが良い曲だということは理解できる。そんな曲に出会うことがしばしばあって、こういう曲は心を落ち着かなくさせる。 そんな曲を聴くときには、いけ好かないミュージシャン達のそれらの曲に、勝負を挑むような気分になる。 …

The Flatliners「Destroy To Create」

私はゼロ年代に青春時代を過ごした。MDが急速に普及して、ほんの数年でmp3に取って代わられたあの時代、パソコンを介して音楽を聴くことに強い抵抗があったことをよく覚えている。やがて、テクノロジーに疎い私の家にもインターネットが通り、私はそこから様…

eメールと郵便の違い

eメールでのやり取りと郵便によるやり取りの違いは、まず第一にスピードだ。それから金銭的なコストも違う。これは遠距離の相手とのやり取りの際には大きく影響することになるだろう。 他にも大小さまざまな違いが考えられるが、その中に、メッセージを送っ…

23/9/17のミランバーズ

日本語詞が綺麗にハマっているが、ミランバーズの楽曲はそれほど日本のバンドの影響を受けていないように思える。ナンバーガールとかアジカンとかのギターロックからの影響が微かに感じられるが、それはバンドアンサンブルとして表現された時に、それも演奏…

Frozen Eggの活動再開

Frozen Eggの作品には他の多くのロックミュージシャンと同様に、かつ、その度合いは他と比べてずっと強く、一撃必殺的に状況を好転させようとする欲求が感じられる。しかし、数年の活動休止から復帰して以降の彼女のステージには、一撃必殺を望みながらそれ…

『出会う。vol.2』(今夜、art space tetraで開催された即興演奏のイベント)について

■出演おちょこ(voice)河合拓始(鍵盤ハーモニカ他)直江実樹(ラジオ)中村勇治(reeds)moyanmn(電子音楽) 出演者すべて腕のあるプレイヤーで、心地よい演奏の楽しいイベントだった。これが、例えばgigi(今年の5月に閉店した)で開かれたイベントであれ…